シーズン5が終わり、レギュレーションCの最終シーズン6が始まりました。
本業多忙につきシーズン5は満足いくほどの対戦ができず(泣)、今シーズンは全力を尽くしたいと考えている筆者です。
いろいろなポケモンを試している段階なのですが、あまりこれまで手を出してこなかった受けポケモンも試してみたいと思い、今ママンボウとランクバトルに潜っています。
ママンボウは耐久力があり、主に物理受けとして使われることが多いポケモンです。
型としてはとつげきチョッキを持たせたミラーコート型が有名かもしれませんね。
しかし、私が使っている中で有用だと感じた型はねがいごととバトンタッチを活かした物理受け超特化型です!
今回はねがいごと物理受けママンボウの強さを徹底解説いたします。
ママンボウ概要
種族値・特性
合計種族値は470と、決して高いとは言えない数値ではありますが、特徴的なのは高いHPですね。
現段階のHP種族値ランキングでは5位だそうです。
Dは低いもののHPが高いことからカバーでき、逆にそれを活かして特殊アタッカーにミラーコートを打ち反撃することも可能です。
そんなママンボウが物理受けとして大活躍できる理由を下記に簡単に述べていきます。
物理受けとして活躍できる理由
① 高いHPと最低限の防御力+ひやみず
HPは誰から見ても高種族値、加えて最低限のB(80)があります。
ママンボウをHB特化にした場合にどのくらい防御力が固いのかと言いますと・・・
※下記全ポケモンA特化での想定です※
- カイリューこだわりハチマキ+ノーマルテラスタル+しんそく:確定3発
- パオジアンいのちのたま+かみくだく:確定3発
- ミミッキュいのちのたま+フェアリーテラスタル+じゃれつく:乱数2発
- ディンルーじしん:確定4発
上記、特にカイリュー・パオジアンの攻撃は多くのポケモンが一撃で吹っ飛ぶくらいの火力があります。それを確定で耐えるのは相当防御方面がカチカチな証拠です。
それに加えて、「ひやみず (威力50の特殊技)」という、確定で相手の攻撃力を1段階下げるという技を覚えます。
1発耐えてからひやみずを打ち相手の攻撃を受けきって、控えのポケモンを安全に後出しすることが可能です。
② 特性さいせいりょくでHPほぼ無限回復
上記の耐久力に加え、控えのポケモンと交代すると最大HPの1/3が回復する特性「さいせいりょく」を持っています。
この特性が非常に強く、
1回攻撃を受ける→控えに戻る→また場に出る→控えに戻る
を繰り返しているだけで気づいたら体力が満タンというケースはかなり多いです。
ママンボウの「ねがいごと」が強い理由
① ねがいごと使いで1番HP種族値が高い!
じこさいせいやなまけると違い、そのターンでの回復ではなく次のターンに回復する効果があります。
ママンボウ自身の回復をしたい場合は次のターンも居座ることで半分回復、他のポケモンを回復したい場合は次のターンで交代することで回復できます。
で、ここで注目していただきたいのが上記枠内の赤字部分です。
HPの回復量は、ねがいごとを使用したポケモンの最大HPの半分を回復なのです。
ママンボウはねがいごとを使えるポケモンの中でHP種族値が一番高いです。(ラッキー・ハピナスは今作では使用できません。)
HPに努力値をぶっぱしますと実数値272、その半分なので自身または交代先ポケモンのHPを136も回復できます。
つまり、大抵のポケモンはそのポケモンの半分どころか全回復に近いレベルで回復します。
② バトンタッチで控えのポケモンを安全に後出し可能
ママンボウのS種族値は65で、また、現環境に高速アタッカーが多いこともあり大抵のポケモンより後に行動することになります。
しかし、そのおかげもあり後攻バトンタッチが可能になります。
後攻バトンのメリットは、控えのポケモンを場に安全着地させることができる点です。
ママンボウで一度攻撃を受けてからバトンタッチすることで、後続はダメージを受けずに済みます。
さらに、S65という数字は、じわじわ削ったり耐久が高い受けポケモンより速い数値になります。
こういう受けポケモンは補助技が面倒なので、上からみがわりを打ちます。
そして、その身代わりをバトンタッチで後続に引き継ぎます。
ママンボウ自体が相手に何かをできるわけではないのですが、受けポケモンに対しては後続のサポートをするという面で力を発揮できます。
③ ①&②を活かした一例のご紹介
下記はみがわりを残した状態+ねがいごとを打った次のターンの画像です。
バトンタッチをすることで、みがわりを引継ぎつつ、かつねがいごとで控えのポケモンの回復を図ります。
左下のHPのゲージに注目くださいませ。
ママンボウおすすめ技構成+パーティ構築
技構成・努力値・テラスタイプ・持ち物
性格ずぶとい(A↓B↑)、努力値はHB特化で余りD(またはS)、テラスタイプは水タイプ弱点の電気・草タイプを半減で受けられる草、持ち物は毎ターン回復し確定数をずらせるたべのこし1択です。
技は物理受けや安全に後続を着地させるという観点から、ねがいごと・みがわり・バトンタッチは必須です!
ひやみずの枠はミラーコートの選択肢もあります。
筆者はひやみず・ミラーコート両方試したのですが、下記理由からひやみずを採用しました。
- 物理受け特化と割り切った方が感触が良かったため(とつげきチョッキを持たせないため、中途半端にDに振っても特殊技で高確率でぶっ飛ぶ。)
- みがわりをバトンタッチすることも想定した型なので、ミラーコートと相性が悪かったため(みがわり張っている状態でミラーコートは発動しない)
- ママンボウ=ミラーコート持ちという印象を持った人たちが多いのか、ミラーコートが読まれやすかったため。(某実況者様のごり押し効果もあったのか、ハバタクカミなどの特殊アタッカーに対してミラーコートを打とうとすると手持ちにひかれてしまうことが多々ありました。)
みがわりを採用しない場合、Dに努力値を割かなければミラーコートで相手を大きく削ることができるので、ご自身のパーティと要相談で。
HPの高さとDの低さもあり、相手の特殊技で半分以上削れた際にミラーコートが決まると相手がぶっ飛びます。
パーティ構築案
メンバー
今シーズン初日、スーパーボール級ランク9から始めて、4勝1敗でマスターランクまで上り詰めた際の構築がこちらです。
ママンボウとハピナスで受けループよりにしつつ、カラミンゴやモロバレルで奇襲をかけることもでき、てんねん相手にも強く出ることができるハラバリーを添えつつ、ラウドボーンのフレアソングで火力を上げまくれるパーティとなっています。
マイナーポケモンやマイナーな型を使用したい願望も混じった構築となっております。
上述の通り、ママンボウの相方はハピナスです。
ただ、たまごうみとちきゅうなげを兼ね備えた一般的なハピナスだと面白くないので、とつげきチョッキを持たせ特殊方面をガチガチにして、てんのめぐみで追加効果をねらう型にしています。
立ち回り
相手の手持ち次第ですが、基本ママンボウとハピナスを入れ、あとの1枠は相手の手持ち次第で決めているという感じです。
選出頻度が多いのは、ハラバリーとカラミンゴです。
ハラバリーはボルトチェンジ、カラミンゴはとんぼがえりを覚えているため、対面操作がやりやすいのです。
初手にハラバリーかカラミンゴを投げ、有利対面であればそのまま突っ張り攻撃をしかけます。
不利対面でかつ相手が物理アタッカーであればママンボウに、そうでなければハピナスに交代します。
こんだけしかダメージ入らないと大抵の相手はポケモンを交代するので、その隙をついてみがわりを張ります。
相手が物理アタッカーに引いてきた場合は、ひやみずで相手のAを下げ身代わりをキープしつつ、タイミングのいいところで控えのポケモンにバトンタッチし反撃を図ります。
しかし、相手が特殊アタッカーに引いて来た場合、ママンボウは特殊技でぶっ飛ぶので、居座り続けるのはそこそこ危険です。
こちらのHPの減り具合や、相手のポケモンによって対応は臨機応変にという感じですが、下記別の方との対戦で、みがわりを張った後にサーフゴーが出てきた際の動きで説明します。
このようにママンボウを手持ちと交代する度に「さいせいりょく」が発動しますので、次の場に出す際はまたHPが1/3回復した状態になっています。
ねがいごとと組み合わせることにより、手持ち3体のHPを管理することができ、相手が攻撃してもHPが全然減っていない状態に持っていくことも可能です。
実際、手持ち3体全員がHP満タンの状態で終えた対戦もありました(笑)
このママンボウ・パーティ構築の苦手な点
まず状態異常に滅法弱いです。
モロバレルを選出していないときにどくびしを撒かれようものなら、かなりきつい戦いになります。
ねがいごとを使いながら手持ちのポケモンと交代しつつHPを管理することもできなくはないのですが、相手が受けループ構築で耐久力の高いポケモンが多い場合には、押し切られて負けてしまうことが多いです。
また、ママンボウ自体がちょうはつで止まってしまうので、ちょうはつ持ち相手に対しては手持ちのアタッカー(このパーティならカラミンゴ・ハラバリー・モロバレル)でどうにかするしかないです。
まとめ
今回は物理受け特化で味方のHPも管理できるねがいごと+バトンタッチ型を紹介いたしました。
とつげきチョッキ型ママンボウも強くてとても魅力的なのですが、物理アタッカーに頭を抱えている方々は是非物理受け特化のママンボウを使ってみていただきたいです。