【ポケモンSV】ウェーニバルはウーラオスの劣化ではない!差別化ポイントと強さを解説。

SV マイナー育成論
SV マイナー育成論

今シーズン、ウーラオス連撃の型(水、格闘タイプ)がとても流行っているのはご存知でしょうか?

ウーラオス連撃の型とは

剣盾での準伝説ポケモン。ダグマからの進化系で、もうひとつ「一撃の型」のウーラオスがおり、そちらは悪・格闘タイプ。

専用技はすいりゅうれんだ(命中率100・威力25の3連続確定急所技。)

対戦であたるウーラオスはほとんどが水テラスタル。

今作ではパンチ技と相性がいいパンチグローブ(さめはだやゴツゴツメットなど接触技によるダメージを防ぎつつ、パンチ技の威力が1.1倍になる)というアイテムが登場したり、つるぎのまいを新習得したために、もともと高い攻撃力をさらに上げて攻撃できるということで、非常に猛威を奮っています。

しかし、同じ複合タイプがあと2匹SVにおります。

1匹はパルデアケンタロス、そしてもう1匹はSV御三家の1匹ウェーニバルです。

ウェーニバルは今作の御三家ということもあり、当初実況者さんも取り上げていた人がちらほらいた印象です。

しかし、使用率は残りの御三家マスカーニャやラウドボーンより低く、かつウーラオスが解禁されたことにより

同じ複合タイプならウーラオスでいいじゃん

となる人もいるのか、本当に環境でウェーニバルを見る回数が少なくなってきました。

しん
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ちなみにランクバトルの使用率は僅差でパルデアケンタロスよりウェーニバルの方が高いです。

ただ、戦い方次第では3タテ・全抜き量産できるポテンシャルを秘めたポケモンです。

そこで今回は、

ウーラオスの劣化ではない!ウェーニバルの特徴と闘い方を解説!!

というテーマで備忘録を残そうと思います。

ウェーニバルの概要

ウェーニバルの概要

タイプ:水・格闘

種族値:攻撃(A)120, 防御(B)80, 特攻(C)85, 特防 (D)75, HP85, 素早さ(S)85

特性:げきりゅう(自身のHPが3分の1以下の時に水技の威力が上がる。)

夢特性:じしんかじょう(相手を自分の攻撃技で倒すごとにAが一段階上昇)

進化前はお馴染みのクワッスです。

最初にクワッスを選んでパルデアを旅した人も多いのではないでしょうか?

しん
しん

私は迷いなくホゲータを選びましたが笑

種族値はAこうげきだけ突出し、あとは全体的に同じような配分になっている感じです。

Aこうげきは高い方ですが、他の種族値はお世辞にもあまり高いとは言えず、、。

特性はげきりゅうじしんかじょうの2つです。

対戦でよく見かけるのはじしんかじょうですね。

もうひとつウェーニバルを特徴的としているのは、アクアステップという専用技です。

これは威力80命中率100で、確定で自身の素早さを一段階上昇させることが可能です!

しん
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この技は夢特性のじしんかじょうと相性が良く、アクアステップでSを上げつつ相手を倒すことができればAも上昇、その状態で次のポケモンも相手できるので、場合によってはそのままウェーニバルで全抜きを狙えます。

ウェーニバルと連撃ウーラオスの比較

ウェーニバルと連撃ウーラオスについて、タイプは同じでも種族値や覚える技にどれほどの差が出るのかを見てみましょう。

種族値

ウェーニバルウーラオス
A120130
B80100
C8563
D7560
HP85100
S8597
合計530550

CD以外は全部ウーラオスの方が高く、ウェーニバルは完全に敗北です。

そもそもAこうげきCとくこうを比較した際にAこうげきが圧倒的に高いポケモンは特殊攻撃を基本使わないので、Cとくこう種族値は高くてもあまり意味がないので無駄ですね。。。

合計種族値が20差があるということで、種族値がもともと高い準伝説であるウーラオスの方が全体的に強いのはしょうがないのですが、これがみんなウェーニバルには目がいかずウーラオスを見てしまう一理由にもなっているのかなぁと思います。

覚える技

ウェーニバルウーラオス
レベル・技マシン技名レベル・技マシン技名
進化時アクアステップ進化時すいりゅうれんだ
基本はたく基本アクアジェット
基本なきごえ基本いわくだき
基本みずでっぽう基本にらみつける
基本ダブルアタック基本こらえる
Lv.7ふるいたてる基本きあいだめ
Lv.10つばさでうつLv.12つばめがえし
Lv.13アクアジェットLv.16こわいかお
Lv.17ローキックLv.20ずつき
Lv.17みずのはどうLv.24かわらわり
Lv.21アクアカッターLv.28みきり
Lv.27エアスラッシュLv.32ビルドアップ
Lv.32きあいだめLv.36アイアンヘッド
Lv.38メガトンキックLv.40ばくれつパンチ
Lv.43アクロバットLv.44カウンター
Lv.47アクアブレイクLv.48インファイト
Lv.52フェザーダンスLv.52きあいパンチ
Lv.58インファイトマシン01とっしん
Lv.64ウェーブタックルマシン06こわいかお
マシン01とっしんマシン07まもる
マシン04こうそくいどうマシン12けたぐり
マシン07まもるマシン14アクロバット
マシン11みずのはどうマシン20くさわけ
マシン12けたぐりマシン22ひやみず
マシン14アクロバットマシン25からげんき
マシン19チャームボイスマシン27つばめがえし
マシン22ひやみずマシン32スピードスター
マシン25からげんきマシン36がんせきふうじ
マシン27つばめがえしマシン39ローキック
マシン32スピードスターマシン43なげつける
マシン34こごえるかぜマシン47こらえる
マシン39ローキックマシン50あまごい
マシン40エアカッターマシン55あなをほる
マシン43なげつけるマシン57みねうち
マシン47こらえるマシン58かわらわり
マシン50あまごいマシン59しねんのずつき
マシン58かわらわりマシン60とんぼがえり
マシン60とんぼがえりマシン64ビルドアップ
マシン64ビルドアップマシン66のしかかり
マシン65エアスラッシュマシン67ほのおのパンチ
マシン70ねごとマシン68かみなりパンチ
マシン85ねむるマシン69れいとうパンチ
マシン87ちょうはつマシン70ねごと
マシン88つるぎのまいマシン73ドレインパンチ
マシン103みがわりマシン77たきのぼり
マシン110アクアブレイクマシン83どくづき
マシン122アンコールマシン85ねむる
マシン123なみのりマシン86いわなだれ
マシン124アイススピナーマシン87ちょうはつ
マシン130てだすけマシン88つるぎのまい
マシン132バトンタッチマシン89ボディプレス
マシン134きしかいせいマシン99アイアンヘッド
マシン139ミストフィールドマシン103みがわり
マシン142ハイドロポンプマシン104てっぺき
マシン145みずのちかいマシン110アクアブレイク
マシン152ギガインパクトマシン112はどうだん
マシン154ハイドロカノンマシン124アイススピナー
マシン160ぼうふうマシン130てだすけ
マシン163はかいこうせんマシン134きしかいせい
マシン164ブレイブバードマシン150ストーンエッジ
マシン167インファイトマシン152ギガインパクト
マシン171テラバーストマシン158きあいだま
タマゴ技みきりマシン167インファイト
タマゴ技こうそくスピンマシン171テラバースト
タマゴ技はねやすめ  
タマゴ技とっておき  
◆ 思い出し技カウンター  

技範囲で言うと、ウェーニバルの負けです…。

なんならウェーニバルが覚える物理技はほぼウーラオスも覚えますし、ウーラオスが覚える技のタイプが幅広いからです。

それにプラスでウーラオスは3色パンチやアイアンヘッド、どくづきといったフェアリータイプ対策もできる技まで覚えます。

ただ、技範囲が狭くても、ウェーニバル独自の戦い方は可能です!

次にそのウェーニバルの戦術を見ていきましょう。

筆者的おすすめウェーニバルの型

努力値・技構成・持ち物の概要

ポケモン徹底攻略さんの育成論にて既にたくさんウェーニバルの型が掲載されています。

その育成論と似た部分はありますが、個人的には下記の型が使いやすく、無双を図ることができ、ウーラオスとの差別化ができていると感じました。

しん
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下記と全く同じ型は攻略サイトにはなかったと思います、たぶん。

筆者的おすすめウェーニバルの型

性格ようき(SすばやさCとくこう↓)

努力値(基礎ポイント):Aこうげき252, Sすばやさ170, あまりHP

しん
しん

SはアクアステップでS1段階上昇した際に最速テツノツツミを抜ける調整です。

ウーラオスとの1番の差別化ポイントは「アンコール」

アンコール相手が前のターンに出した技を3ターン繰り返させるという補助技です。

アンコールの基本的な使い方は、例えば、相手がステルスロックを選択した直後にアンコールができれば、相手は3ターンの間ステルスロックしかできない選択できない状況になります。

こうなると当然相手は手持ちのポケモンと交換せざるをえなくなります。その隙に積み技を積んだり、交換先に攻撃したり、そういう闘い方ができます。

剣盾ではそこまでだったのですが、SV環境で非常に注目され始めたと思います。

テツノツツミやカイリューやデカヌチャンがアンコールで相手が出してきた攻撃を縛り、その間に積み技を使ったり、身代わりを貼ったりしてくる印象が強いです。

蛇足:デカヌチャンのデカハンマーをアンコールされた場合の仕様

デカハンマーは威力160の鋼のデカヌチャン専用技ですが、連続で出せないという欠点があります。私は戦闘民族フルアタッカー型のデカヌチャンをよく使いますが、対テツノツツミの際にデカハンマーをアンコールされることが多々あります。

しかし、デカハンマーをアンコールされた直後のデカハンマーは何故か成功します。ただ、アンコールでデカハンマーが成功した直後は、連続で使用できない仕様が適用となりデカハンマーを続けて打てないので、強制的に悪あがき状態になります

アンコールは先手で打つのが強いです。後手になると相手の技が何になるか予想しないといけないので、運要素が絡んできます。

そして、ウェーニバルのアンコールは警戒されにくいです。POKEMON HOMEのデータによると、15%ほどの採用率です。

ウェーニバルの強みは、アクアステップでSを上げながら上からアンコールすることができるので、いわゆるりゅうのまいアンコール型カイリューと似たような動きをすることができます。

持ち物はきあいのタスキ確定

ウェーニバルの素早さはそんなに早くありません。そのため、自身より早いポケモンな対しては一度相手からの攻撃を耐え、反撃でアクアステップをし、次のターンで上から攻撃するのが策です。

弱点が5つありますし、弱点を突かれると飛んでしまうことから、1発は耐える保証が欲しいため、きあいのタスキです。

実際の立ち回り方を下記で見ていきましょう。

アンコール型ウェーニバルの立ち回り

①相手が補助技を使ってきたら迷いなくアンコール。

対クレセリア、基本的にウェーニバルはクレセリアに対しての有効打がないので、相手のクレセリアは悠長につきのひかりで回復してきました。
「つきのひかり」をアンコールすることにより、クレセリアは3ターンつきのひかりしか打つことができなくなります。

②アンコールで技を固定してる間につるぎのまいを積む。

A2段階上昇、無双を狙います。
しん
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この際、相手の後続にウェーニバルより早いポケモンがいたら、つるぎのまいではなくアクアステップで素早さを上げておくのがおすすめです。

素早さが上がったあとなら、苦手な相手が出てきた場合でもアンコールで技を縛った上で退場できるので、非常に強いと思います。

③アクアステップかインファイトでゴリ押す

相手の手持ちも確認し、アクアステップで何とかなりそうな場合は、水テラスタルを切ってさらに威力を上げます。

このとき相手のポケモンを倒せたらじしんかじょうによりさらに攻撃力が上がり、後続も受けきれないくらいの火力になっていきます。

ちなみに、相手にステルスロックを打ってきそうなポケモンがいる場合には、きあいのタスキを温存するためにも初手投げがおすすめです。

例えばディンルーは初手で登場した場合、ステルスロックとふきとばしで荒らしてくる印象が強いですよね。

下記の場面では、お相手は水テラスタルを切りステルスロックを撒いてきましたので、直後にアンコールを打ち、ディンルーを機能停止まで持っていくことができました。

もしステルスロックを撒いてきそうなポケモンがいなければ、こちらの最初の手持ち2体で場を荒らしてから控えで登場させるのもありです。

ある程度相手のポケモンが削れている状態であれば、アクアステップを打つことで相手を倒しつつも、じしんかじょう発動を狙えます。

雑に投げて対面性能が高い高火力ポケモン(メジャーどころだとランドロスとかテツノツツミとか)に始め相手の体力を大幅に削ってもらったり、じならしやがんせきふうじなど相手のSを下げる技を打って退場してから、アクアステップ+じしんかじょうを狙うとすごくスムーズに対戦を展開できます。

最近あまりみないですが、がむしゃら(自分のHP量まで相手のHPを削る)という技で起点を作成してからウェーニバルに繋ぐのも効果的と思います。

苦手なポケモン

①カイリュー、ドオー(ちょすい)など、格闘も水も効果今ひとつ以下で受けられてしまうポケモンは、つるぎのまいでAを上げててもなかなか突破に苦労します。特にカイリューはゴツゴツメット持ちが多く、攻撃のたびに削られてしまうのできついです。

ヘイラッシャに対しては、つるぎのまいでA上げてもてんねんで無効化されてしまうので、大人しく別のポケモンで対応した方が良いです。

まとめ

連撃ウーラオスと同じタイプにはなりますが、違う闘い方ができ、差別化点もあるということがお分かりいただけたと思います。

メジャーなポケモンではなく、たまには違うポケモンを使ってみたいと思われる方も、一度お試ししてみてはいかがでしょうか。

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