11月3日から5日かけて実施された、ゴーストタイプ複合タイプのみが参加可能なポケモン公式大会トリックマジック!
ゴーストタイプ好きな私は参加必須!
と思い参加してきました。
結果は….
なかなかいい線行ったんではないでしょうか!
参加者が26,262人なので、単純に計算すると上位1%以内にはランクインしたということになります🎉
今回は、トリックマジックのパーティ構築や立ち回りに加え、今後のランクバトルなどの対戦にも活かせそうな気づきを備忘録として残しておこうと思います。
パーティ構築
全体像
こんな感じのパーティでした。
トリックマジックでは、私はゴーストタイプの中でも好きなポケモン基準で手持を選びました。
サーフゴーとミミッキュは強過ぎて、なんか使いたくなかったからという理由で、手持ちの選択肢に入らなかった笑
ハバタクカミは好きだから入れた笑
ポケモンホームで見る使用率で言うと、ハバタクカミとソウブレイズは10位以内、ミカルゲ・ヤバソチャ・シャンデラが12,13,14位と並んでいて、ゾロアが33位でした。
トリックマジックルールで使用可能なポケモンは全部で50匹なので、マイナーよりでいうとゾロアだけだったのかなと思います。
以下にそれぞれの型を記載しておきます。
①ゾロア…化けて報復する型
以前備忘録としてアップした下記記事に記載の型と全く同じです。
AHぶっぱで、ほうふく(後攻じゃないと失敗する)の成功率を高めるため、Sに加工補正が入るようにしています。
基本2番手に選出していました。
ゾロアークは1番手に出てきやすいイメージが強いこともあり、2番手に出しゴースト技をすかして安全に着地した後ほうふくで相手を大幅に削ったり、はたきおとすを打って相手の持ち物をはたき落としたり、大活躍でした。
最終日は15戦中12戦ゾロア2番手で選出していました。
②ハバタクカミ…でんじはたたりめ型
言わずと知れた最強ポケモン。
でんじはとたたりめで高威力を押しつけ、みがわりで相手の様子見もできる技構成にしました。
対策されすぎていて選出率は1番低かったんですが、出したら出したで無双することもできたので、やっぱり頼りになりました。
③シャンデラ…ラウドボーンを止める起点型
後述のソウブレイズが手持ちにいると、かなりの確率でラウドボーンが選出されてきました。
てんねんで能力上昇を無効にされてしまうので、ソウブレイズだと突破ができません。
このシャンデラはもらいびで炎技を無効にしつつ、トリックでこだわりスカーフを押し付け、技を固定させることができるので、相手の手持ちにラウドボーンがいた場合には基本選出していました。
スカーフなので、上からいろんなポケモンに対して攻撃できるのも良いポイントでした。
努力値ですが、シャンデラを使おうとした当初、初手にハバタクカミ以外でドラパルトと対面になった時にきつくて、ドラゴンアロー確定耐えの調整にしていました。素早さはマックスにしないとドラパルトの上を取れないので最速という経緯です。
Cには努力値振ってないのですが、元の種族値が145もあるので、ある程度の火力は保証されていました。
④ソウブレイズ…弱点保険と砕ける鎧の発動で無双する型
このソウブレイズも過去備忘録に記載した型と同じです。
Aに極振りSにも努力値を割きつつ、残りはHに振っています。Sは砕ける鎧発動後に最速スカーフサーフゴーを抜ける調整です。
今回の環境も物理アタッカーが多かったのでBにも振って良いかと思ったんですが、特殊技でも弱点保険発動を図るためHに残りの努力値を振りました。
今回は弱点保険発動機会がめっちゃ多かったです。
1番多かったのは、初手ゾロアークかからのはたき落とす(悪技)。
タイプ不一致であれば耐えるので、一回耐えて弱点保険を発動、はたき落とすは物理技なので砕ける鎧発動でS2段階上昇、最強のソウブレイズの爆誕です。
ゾロアが手持ちにいるので、初手にソウブレイズを出すとゴースト技ではなく悪技を呼びやすいので、初手から無双するケースも多かったです。
⑤ヤバソチャ…物理も特殊も両方受ける型
HB特化ですが、とつげきチョッキを持たせて特殊受けも可能な型にしました。
シャカシャカほうで攻撃しながら回復もできるのが偉いところです。
テラスタルを切ればイダイトウも相手できるので、水タイプの攻撃を呼びやすい私のパーティでは非常に重宝してました。
⑥ミカルゲ…黒いメガネをかけ悪技で殴る型
ヤミラミのいたずらごころからの補助技対策のために採用。
しっぺ返しが良い火力してました。
努力値は火力を上げるためにAには極振り、ヤミラミのイカサマが結構痛いので、残りの努力値は防御力方面に特化し、一番防御力の効率が良くなるようにHBに振りました。
また、私のミカルゲはSの個体値が最高なので、ミカルゲミラーの際は先手をとりやすくしっぺ返しの威力が減ってしまいがちだったのですが、逆にふいうちやかげうちでは先手を取れたので、それはそれでうまいこといってました。
対ハバタクカミやミミッキュの際、鋼テラスタルを切ってフェアリー技を耐え、そのまま無理矢理押し切る戦術も使ってました。
悪タイプ単体にテラスタルされると何もできないのですが、そこは後ろのポケモン達でカバーしていました。
パーティの立ち回り
あくまでトリックマジック時の立ち回りなので、他のルールだと話が変わってくるのですが、ご参考になることがあればと思い記載してます。
基本初手ソウブレイズかミカルゲ
ソウブレイズかミカルゲ初手の動きを取る理由は下記です。
①ソウブレイズ…初手弱点保険発動を狙うため
②ミカルゲ…ソウブレイズが立ち回りづらいドラパルト・ミカルゲ・ヤミラミが相手の手持ちにいる場合に対抗するため
①ソウブレイズ
今回めちゃくちゃ多かったのが、他のポケモンに化けたゾロアークがはたき落とすやあくのはどうを打ってくるパターンです。
タイプ不一致なので一撃で倒れることがなく、そのまま弱点保険で火力アップ+素早さも2段階上昇できるため、非常に美味しい展開です。
そのため、相手の手持ちにゾロアークがいる場合は基本ソウブレイズ初手にしていました。
②ミカルゲ
だいぶ場を荒らしてくれた頼もしいポケモンでした。
最終日に大成功を収めていたのが、初手鋼テラスタルでした。
相手にゾロアークがいない状態でハバタクカミやドラパルトと対面した時、ドラゴンアローやムーンフォースを警戒しいきなり鋼テラスタルで耐性を変え、無理やり突破するという流れです。
ミカルゲだけで3タテした対戦も3回くらいあった笑
2番手はゾロア
1番手でないのがみそです。
初手はゾロアの幻影を見てゴースト技を打ってこない人が多いのですが、2番手ゾロアはほぼ読まれることなく、ゴースト技を普通に打ってくる人が多かったです。
こちらは今回のルールで猛威を振るっていたイダイトウとの対面。
2番手がゾロアで3番手がミカルゲだった対面でした。
ゾロアはもういないと高を括っていたのか「おはかまいり(ゴースト技)」を打ってきました。
これはゾロアなので当然無効。
あとは、控えに入れておくことで、ゴースト技読み交換もできたのが強かったです。
交換した時点でゾロアとバレてしまうのですが、ばれてしまってもそのあと攻撃してきた相手を報復で倒せるので、このムーブはとても強かったです。
進化前だからとなめるなよ!
ラウドボーンがいるパーティにはシャンデラ、イダイトウがいる場合はヤバソチャかゾロア
①シャンデラ
シャンデラは前述の通りですが、ラウドボーンが相手の手持ちにいる場合にほぼ選出しています。
トリックでスカーフを押し付け機能を停止させます。
②ヤバソチャ
ヤバソチャはテラスタルを切ればイダイトウのおはかまいりも1発は耐えます。
一度耐えてシャカシャカほうで回復しながら効果抜群のダメージを与えます。
トリックマジックで得た気づき
タイプ統一の方がパーティ考えやすい。初心者さんもタイプ統一パから始めるのがいいのかも?
私がそう考えた理由は以下です。
①どんな攻撃が飛んできやすいか予想がつきやすい。
選出誘導と似た考え方になりますが、弱点が一貫してるパーティだと、相手は弱点をつける技を覚えたポケモンを選出する傾向がかなり高いです。
それを逆手に取れば上手くいきやすいです。
例えば今回だとソウブレイズが良い例です。
敢えて弱点技を呼び、それを受けてから無双するという感じです。
あらゆるタイプが混ざったパーティだと、そこらへん考えることが多く大変なので、その点タイプ統一パは考えやすいのかなと思いました。
②限られた選択肢の中で考えれば良いので時短になる。
SV内定されていないポケモン含め、今1,000種以上のポケモンがいます。
下記は公式のポケモン図鑑。今の段階で1,010種類ということで、藍の円盤でまた数がプラスになることを考えるとすごいたくさんいますよね。
その中から6匹選ぶのは大変ですし、さらにその6匹にもいろんな型が存在するので、構築するのにそれ相応の時間がかかります。
ある程度選択肢を絞った中でだと、その中でどうしたらいいかを考えるだけなので、全ての選択肢をオープンした状態よりかはわかりやすいし考えやすいのではないかなと思いました。
1体だけで特定の1体を見る必要はない。
タイプ統一パだとよく特定のポケモンがきついという事象がおきます。
それは私のパーティでも言えることで、例えばソウブレイズはラウドボーンに対して何もできないので、他のポケモン、私のパーティならシャンデラでなんとかしていました。
ただ、シャンデラは悪技対策にとテラスタイプはフェアリーだったので、実際ラウドボーンのゴースト技は少しきつかったんです。ノーマルテラスにしておけば楽だったんですが、いろいろ模索した結果がフェアリーだったので変えることができず。
そこで、私はシャンデラだけに頼らず、ゴースト技無効のゾロアやノーマルテラス後のソウブレイズやハバタクカミとも協力しながら闘ってました。
これ実際にトリックマジックであったケースです。
シャンデラはスカーフ押し付け型なので、まずはトリックでラウドボーンにスカーフを押し付け技をこだわらせます。
もらいびなので炎技は効かないため、大抵はゴースト技を打ってきます。
そこで控えのゾロアと交代。
向こうはこだわりスカーフの効果でたたりめしか打てない状況なので、その隙に呪いを打ちます。
ラウドボーンが最後の1匹で向こうも交代ができない状態だったということもあり、確か最終的にこの一手で向こうから降参をいただいたと記憶してます。
ランクバトルでは対面性能が高いポケモン、つまり1匹でいろんなポケモンと戦っていけるポテンシャルを持ったポケモンが強いとされているのですが、
マイナーポケモンを使いたい!
好きなポケモン優先でパーティ組んで勝ちたい!
と少しでも考えている方にとっては必ずしもそういうポテンシャルを持ったポケモンが該当するわけではないと思うので、苦手な点を他のメンバーでどう補っていくのかはとても重要と感じました。
相手の置かれた状況をよく考えてからの思い切りは必要
読みと思い切りはすごい重要と思いました。
例えば、今回何回も勝利の決め手になったのが、テラスタル読みでした。
例えば、私はテラスタル1点読みでその際は効果なしと表示されているインファイトを選択したりしてました。
特にソウブレイズで弱点保険が発動した後はそのテラスタル読みが決まりやすかったです。
なぜかというと、特性てんねんのラウドボーンや、レッドカード持ちミミッキュがいない場合には、テラスタルを切らないとこのソウブレイズは止まらなくなるからです。
なので、弱点保険発動後に出てきた相手のポケモンはほぼ確実にテラスタル切るので、思い切ってインファイト選択したところ決まった対戦が多々ありました。
相手がどう動きそうかを、都度相手の手持ちを見つつ想像し一手を決めるのはポケモンの基本と思うのですが、読めていても安全択を選ぶことも少なくないと思います。
上記のソウブレイズとサーフゴー対面で言うと、
- トリックマジックで一番採用率が高いテラスタルはノーマルのため、ゴースト技(かげうち)はすかされる可能性
- そもそもテラスタルを切られない可能性
を考慮すると安全択は「むねんのつるぎ」と思います。
ただ、
- サーフゴーには水テラスタルも採用率が高いこと
- 耐久ぶりのサーフゴーだと、水テラスタルを切られた場合にむねんのつるぎだと落とせないこと
- この時点でソウブレイズは弱点保険が発動していて、相手のサーフゴーはテラスタルを切る可能性が高いこと
を考慮すると、「効果無し」と現段階で表示されている「インファイト」が安全ではなく思い切りが必要であるものの一番強い動きでありました。
要するに、読みだけだと負けるので、思い切った選択肢を取ることも勝利の一手になるのだなと感じました。
まとめ
タイプ統一パ同士対決という特殊ルールな公式戦でしたが、個人的にはゴーストタイプ好きということですごい貴重な公式戦になったし、好きなポケモン中心に考えたパーティでそれなりの結果を残せたのは嬉しかったですね。
また次竜王戦挑戦者決定戦という公式戦がありますが、これについてはどのくらいの力量割いて参加するのかはまだ検討中😅
日々のランクバトルにも活かせそうなことがいろいろあったので、これを活かしつつランクバトルもいろんなパーティで挑めたらと思います!